人物や風景のみではない、アートの表現方法。
今回はモンドリアンのコンポジションを鑑賞し、
自分で考えた3色の組み合わせで
オリジナルのコンポジションを表現し、
抽象的・幾何学的表現を体感しました。
今回も名画シリーズの色彩ワーク。
100年以上前に活躍したオランダの画家
ピート・モンドリアン
宇宙との調和を表現するために抽象的な芸術を追求し、
水平・垂直の直線と三原色からなる
「コンポジション」シリーズを創作しました。
まずはこのコンポジションシリーズを
鑑賞するところからレッスンスタート。
絵を細かく見て質問しながら分析してみると、
こども達の手が次々と上がります🤚
どんな色?
→「赤」「青」「黄色」「黒い線」「白もあるよ!」
どんな線?
→「真っ直ぐ!」「上下・左右に伸びてる」「迷路みたい😊」
どんな形が見える?
→「四角」「長方形」「大きいのも小さいのもあるね!」
と、活発に意見が飛び交います。
間違ったらどうしよう…と躊躇することなく
堂々と意見が言えるこども達の姿は、
とてもかっこいいです✨
「感じ方は人それぞれ」
「正解不正解はない」
「評価しない・評価されない」
そんな場所であることを知っているこども達は、
安心して自分が感じたことを伝えてくれます。
次にオリジナルのコンポジションを作るため、
使用する3色を色どりカードから選びます。
色の決め方も個性が見られるポイント!
自分の好きな色だけを集めたり、
3色のバランスを見て同系色でまとめてみたり、
モンドリアンと全く同じの赤青黄にしたり、
白い画用紙と黒い線を使用するにもかかわらず、
白や黒を選ぶ子もいて
お父さんお母さんが戸惑う場面も💦
「白や黒だとよく見えないよ」と
口出ししたくなる気持ちをグッと堪えていただき、
お子さんを信じて見守ります。
そして
「どうするつもりなんだろう…ワクワク😆」と
面白がっていただきます。
続いて制作に入ります🖍
まずは
モンドリアンのコンポジションのように、
白画用紙に黒のマスキングテープを貼ります。
基本は縦横の線を交差させるのですが、
大胆に斜めの線を入れたり
テープで自分の名前を作ったりと
自由に貼っても大丈夫♪
マスキングテープが貼れたら、
今度は25色のクレパスの中から
自分で選んだカードの3色を取り出し
形の中に好きなように塗っていきます。
😊丁寧に四角の中を塗り潰す子
😊塗り方を変えて同じ色でも濃い色と薄い色で表現する子
😊3本のクレパスを全部持って同時に塗る子
😊クレパスが混ざって偶然新しい色ができて喜ぶ子
それぞれの表現で
どんどんオリジナルコンポジションが出来上がっていきます。
さて黒を選んだ子は、
黒枠の四角を黒で塗るとよく見えないことに
「自分で」気づき、
別の色に変えました。
この「自分で」気づくのがポイント!
原因や解決策を「考える力」が育つ時です✨
一方、白を選んだ子は
黒の線を白で塗ることで
柔らかな雰囲気のコンポジションに
こちらは白の特性を生かす素敵なアイデアの
作品となりました✨
3色の色を塗った後、
マスキングテープ貼りが楽しくて
塗った部分を全部テープで覆った子もいました。
出来上がりの作品からは色が見えませんが、
その子がちゃんと色を塗ってそこに表現していたことを
私たちは知っています。
それこそが親子教室の醍醐味で、
作成の過程を見守るからこそ
どのようにして仕上がりまでに至ったかを
知ることができます。
お子さんが学校やデイケアなどで作った作品からは
分からないですよね。
発表の時間では、
「ハシゴのように線が上に伸びていく部分が好きです。
登ると上には何があるんだろうと想像して
ワクワクします🧡」と
教えてくれた子がいました。
制作するところを見守るだけでは分からない、
こども達の純粋で素敵な世界観。
発表の場で言葉で伝えてもらうことで
私たちは知ることができます。
これも親子教室ならでは良さですね♪
名画に触れるというと
敷居が高く聞こえるかもしれませんが、
今回の色彩ワークのように
マスキングテープとクレヨンで簡単に
その作品の特徴を再現して表現できると
表現の自由が楽しめて
アートがとっても身近に感じられます。
このようにこども色彩知育教室では、
「やってみたいなぁ」
「どうしたら出来るかな?」
「こんなふうになるんだ!」
こどもの知識欲と好奇心をかき立てる
こども色彩プログラム、
取り組むこどもたちだけでなく
見守る大人たちも興味津々で
夢中になるワークをご用意しています。
まずは体験レッスンで体感してみてください🌈
対面レッスン / オンラインレッスンが選べます。
ご希望の方はお問い合わせフォームより
お気軽にご連絡ください♪