今回の色彩ワークは、こどもたちの大好きなりんごがテーマ。
りんごは何色かな?
じっくり観察してみると見えてくる様々な色。
とても身近な存在が故、
なかなかじっくりと見る機会もないですが、見てみると実に面白い!
今まで気づかなかったものが見えてきます。
今回は観察力・分析力そして創造力をフル稼働して
色彩ワークに臨みました😊
まずはこどもたちに質問します。
「りんごは何色かな?」
「赤!」
と当然のように答えが返ってきますよね。
次に各自持参した実際のりんごを観察して、
見つけた色を教えてもらいます。
一方向からだけでなく、上から覗いたり、ひっくり返したり、
いろんな角度から見てみます。
【観察力】が育まれる瞬間
すると
「黄色かな」
「白い斑点がある」
「ヘタに近い部分は茶色っぽい」
色数が増えてきました。
ここで色どりカードと照らし合わせます。
赤系・黄色系・茶色系など19色あるカードの中に
似ている色があるか比べます。
すると19色のうち18色が見つかりました。
こんなにもたくさんの色が、りんごの中にあるんですね!
次に見つけた色を、クレパスで色を混ぜて作ってみます。
どの色とどの色を混ぜるとできるかな?
25色あるクレパスの中の、どの色を使おうかな?
ここでは【分析力】が育まれています。
色を重ねて、指でこすって色を混ぜて、足りなければ色を足す
深い集中力で取り組むこどもたち。
自分が納得するまで一色一色向き合います。
そして最後に、作った色を元にりんごの絵を描きます。
しかしそこはこどもたちの創造力が溢れ出す瞬間!
目の前にあるりんごではなく、
自由な発想で描くりんごのお絵描き大会に発展しました。
犬りんご・猫りんご
水りんご・氷りんご・太陽りんご
そして
パパりんご・ママりんご・私りんご
また別の子は「私もりんごみたいに可愛くなりたい💕」と
お顔に赤色を塗り塗り
見本が無いワークだからこそ生まれるアイデアばかり💛
そんな自由なこどもたちの様子を、
温かく見守る保護者の皆さん。
全てをマルっと受け止めてもらえることで、
こどもたちは
「認めてもらえた」「このままの自分でいいんだ」
と自己肯定感が上がっていきます。
言葉で「あなたはそのままで良いんだよ」と伝えることも大事ですが、
自分がやることをそのまま受け止めてもらえたという実体験は、
何物にも代え難い宝物ですね。
多くの人が「りんごは赤」と
固定的・限定的なイメージで捉えがちですが、
実際に細かいところまで見てみると
イメージとは違うことに気づけます。
観察する・真似てみる・違いに気づく・近づけようと工夫する
絵を描くことに留まらず、
スポーツをする時や仕事を学ぶ時など
あらゆる点においてまず見て観察することが
自分のスキルやテクニックを身につける上で必要になってきます。
幼少期からこの「見る力」を育てることは、
その後の人生において必ず役立つ力となります。
そんな素晴らしい力を
楽しく色で遊びながら学んで、育んであげませんか?
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