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17/6/24

6月前半の色彩ワーク【色をイメージしてハッピーを作ろう・ムンクの『叫び』】

世界の名画として有名な
エドヴァルド・ムンクの『叫び』

なんとも言えない
不安な気持ちを煽る色で描かれているこの作品を、
今回は「安心」「ハッピー」な色をイメージして
自由に塗りました🌈

まずは絵をじっくり観察するところからスタート

「この絵知ってる!」
「テレビで見たことある!」
という声が上がります。

画家の名前や作品名は頭に残っていなくても、
絵を見ただけですぐに思い出せるほど
強烈なインパクトを与えるこの作品

この絵を見て、
どんな感じがするのか?どんな気持ちになるのか?を
みんなでシェアしました。

「怖い」
「なんか変」
「好きじゃない」

ネガティブな言葉がたくさん出てきます。

怖さのあまり、絵を直視したくない子も😰

ここで『叫び』の塗り絵台紙を見せて、
「今日はみんなの思う『安心する色』や『ハッピーな色』で
塗りましょう」と伝えると、
途端に笑顔になるこども達😃

ワクワクする気持ちが表情から溢れています🧡

48色の色どりカードから、
自分の思う「安心する色」「ハッピーな色」を
選びました。

「好きな色だから見ているだけでハッピー😊」と
と自分の好きな色を選ぶ子

山吹色や紅梅色など、温かみのある色を選ぶ子

深緑や藍色などの落ち着いた色を選ぶ子

色の感じ方は人それぞれで、
そこに正解不正解という枠組みは存在しないことを
改めて感じる瞬間です。

それぞれ思う安心する色・ハッピーな色をイメージして
『叫び』の塗り絵台紙に好きなように塗ります

いつもは赤青黄白黒の5色から
色を混ぜて新しく色を作りますが、
今回使うのは12色の絵の具✨

いつもより多いカラーバリエーションに
ワクワク感がさらに増します。

絵の中心にいる、恐怖を感じている人物。

元の絵は青白い顔に黒い服ですが、
この実物をどんな色で塗るかで
絵の印象がガラッと変わってきます。

緑と赤の反対色にしてクリスマスっぽくしたり
目や口に色をつけて可愛くしたり
背中にバックパックを描いてお出かけ風にしたり

それぞれの発想や工夫で「安心」や「ハッピー」のイメージが
伝わってきます。

「自分と同じ肌の色を塗りました」と教えてくれる子も。

自分と似たような肌の色は、
安心感や親近感を与えてくれることを
こども達はちゃんと知っているんですね💕

塗り絵はこだわればいくらでもこだわることができるので、
時間はどんどん過ぎていきます。

特に年齢が上がるほど、細かく塗り進めてなかなか終わらないことも。

けれどワークの時間は限られています。

時間配分を意識しながら取り組むこと。
時間に間に合うように、ラストスパートをかけること。
終わらなくても「これで良し!」と区切りをつけること。

どれも実践することでしか身につけることのできない
大切な学びの力です。

背景や枠の外もしっかり塗って、
それぞれが思う安心する色・ハッピーな色の
ムンクの『叫び』ができました♪

同じ構図の絵でも塗る色によって
全く異なる印象になることを体感できた
今回の色彩ワーク。

不安と、安心・ハッピーという両極端にある感情も
色の力でコントロールできますね。
 
あまり好きではなかった絵でも
色に注目して親しむことで
楽しく名画に触れることができます。


このようにこども色彩知育教室では、

「やってみたいなぁ」
「どうしたら出来るかな?」
「こんなふうになるんだ!」

こどもの知識欲と好奇心をかき立てる
こども色彩プログラム、
取り組むこどもたちだけでなく
見守る大人たちも興味津々で
夢中になるワークをご用意しています。

まずは体験レッスンで体感してみてください🌈

対面レッスン / オンラインレッスンが選べます。
ご希望の方はお問い合わせフォームより
お気軽にご連絡ください♪