世界の名画として有名な
エドヴァルド・ムンクの『叫び』
なんとも言えない
不安な気持ちを煽る色で描かれているこの作品を、
今回は「安心」や「ハッピー」な色をイメージして
自由に塗りました🌈
まずは絵をじっくり観察するところからスタート
「この絵知ってる!」
「テレビで見たことある!」
という声が上がります。
画家の名前や作品名は頭に残っていなくても、
絵を見ただけですぐに思い出せるほど
強烈なインパクトを与えるこの作品
この絵を見て、
どんな感じがするのか?どんな気持ちになるのか?を
みんなでシェアしました。
「怖い」
「なんか変」
「好きじゃない」
…
ネガティブな言葉がたくさん出てきます。
怖さのあまり、絵を直視したくない子も😰
ここで『叫び』の塗り絵台紙を見せて、
「今日はみんなの思う『安心する色』や『ハッピーな色』で
塗りましょう」と伝えると、
途端に笑顔になるこども達😃
ワクワクする気持ちが表情から溢れています🧡
48色の色どりカードから、
自分の思う「安心する色」「ハッピーな色」を
選びました。
「好きな色だから見ているだけでハッピー😊」と
と自分の好きな色を選ぶ子
山吹色や紅梅色など、温かみのある色を選ぶ子
深緑や藍色などの落ち着いた色を選ぶ子
色の感じ方は人それぞれで、
そこに正解不正解という枠組みは存在しないことを
改めて感じる瞬間です。
それぞれ思う安心する色・ハッピーな色をイメージして
『叫び』の塗り絵台紙に好きなように塗ります
いつもは赤青黄白黒の5色から
色を混ぜて新しく色を作りますが、
今回使うのは12色の絵の具✨
いつもより多いカラーバリエーションに
ワクワク感がさらに増します。
絵の中心にいる、恐怖を感じている人物。
元の絵は青白い顔に黒い服ですが、
この実物をどんな色で塗るかで
絵の印象がガラッと変わってきます。
緑と赤の反対色にしてクリスマスっぽくしたり
目や口に色をつけて可愛くしたり
背中にバックパックを描いてお出かけ風にしたり
それぞれの発想や工夫で「安心」や「ハッピー」のイメージが
伝わってきます。
「自分と同じ肌の色を塗りました」と教えてくれる子も。
自分と似たような肌の色は、
安心感や親近感を与えてくれることを
こども達はちゃんと知っているんですね💕
塗り絵はこだわればいくらでもこだわることができるので、
時間はどんどん過ぎていきます。
特に年齢が上がるほど、細かく塗り進めてなかなか終わらないことも。
けれどワークの時間は限られています。
時間配分を意識しながら取り組むこと。
時間に間に合うように、ラストスパートをかけること。
終わらなくても「これで良し!」と区切りをつけること。
どれも実践することでしか身につけることのできない
大切な学びの力です。
背景や枠の外もしっかり塗って、
それぞれが思う安心する色・ハッピーな色の
ムンクの『叫び』ができました♪
同じ構図の絵でも塗る色によって
全く異なる印象になることを体感できた
今回の色彩ワーク。
不安と、安心・ハッピーという両極端にある感情も
色の力でコントロールできますね。
あまり好きではなかった絵でも
色に注目して親しむことで
楽しく名画に触れることができます。
このようにこども色彩知育教室では、
「やってみたいなぁ」
「どうしたら出来るかな?」
「こんなふうになるんだ!」
こどもの知識欲と好奇心をかき立てる
こども色彩プログラム、
取り組むこどもたちだけでなく
見守る大人たちも興味津々で
夢中になるワークをご用意しています。
まずは体験レッスンで体感してみてください🌈
対面レッスン / オンラインレッスンが選べます。
ご希望の方はお問い合わせフォームより
お気軽にご連絡ください♪